こんにちは!
「土日すいどう?」のジョンです。
普段は水道屋として働いています。
このブログでは「水回りを快適に」をコンセプトに、情報をお届けしています。
今回は、「水道の止め方」についてお伝えします。
「水漏れしてるけど、どうすればいいの…」
「パッキンを交換したいけど、水の止め方がわからない!」
こうした場面で、水道の止め方を知っているだけで慌てず対応できるようになります。
よかったら最後までご覧ください。
水道の止め方|基本の5ステップ
水道メーターの場所を探す

戸建ての場合、敷地や道路の境界あたりに青や黒の四角いフタのメーターボックスがあることが多いです。

フタを開けると、止水栓と水道メーターがあります。

集合住宅では、「PS(パイプスペース)」と呼ばれる扉の中に収納されていることもあります。
どうしても見つからない場合は、水道局に問い合わせると確認できます。
自宅の水道メーターか確認する
間違ったメーターを止めてしまわないよう、確認しておきましょう。
- 「水道料金のお知らせ」にあるお客様番号と、
- メーターの近くにある札(識別標)の番号が一致していれば、自宅のものです。

確認が難しい場合は、水道を出したり止めたりして、パイロット(銀色の部分)が回るかを見て判断するのもアリです。
※水を使っていないのにパイロットが回っている場合は、漏水の可能性があるので、すぐに水道局か指定給水装置工事事業者へ連絡しましょう。
水道メーターのバルブを閉める(止水する)
水道メーターには大きく分けて2種類の止水栓があります:


左:こま式止水栓 右:ボール止水栓

- こま式止水栓:ハンドルを右にぐるぐる回して止める

- ボール止水栓:ハンドルを90度右に回して止める
ポイント:
- 長年使っていないと固着して回りにくいことがあります。無理に力を入れず、「回して戻す」を繰り返すのがおすすめ。
- 軍手をすると滑りにくくケガもしにくいです。
- 力一杯締めすぎると破損の原因になるので注意。
水がきちんと止まったか確認する
止水したら、ちゃんと水が止まっているか確認しましょう。
- 屋外の蛇口や屋内の水栓を開けて、水が止まるか確認。
- 水が止まらない場合は、以下をチェック:
メーターが回る場合 | 完全にバルブが止まっていない |
メーターが回っていない場合 | 配管内に残っている水が出ている or 他のメーターを止めている |
止まらない場合は、止水栓の故障や破損の可能性があるので、水道局や指定給水装置工事事業者に相談してください。
水道を元に戻す(開ける)
通水する前に再確認ポイント:
- パッキン交換などの作業をした場合は、ナットの締め忘れパッキンの入れ忘れはないか?
- 蛇口が開いている場所はないか?
止水栓の開け方は閉めるときの逆:

- こま式:左にぐるぐる回して開ける

- ボール式:90度左に回して開ける
ポイント:

- ゆっくりと開けて、パイロットが止まるか確認しながら行う
※止水栓は「全開 or 全閉」で使うのが基本。


左:こま式止水栓 右:ボール止水栓 中途半端に弁を開閉している状態
このような状態だと弁に負荷がかかり、破損する可能性が…!
節水目的で中途半端に開けて使うと、いざというとき止水できなくなることがあるので注意!
ただし、こま式の場合、全開から90度くらい戻しておくと、ハンドルが固着しづらくなり次回止水しやすいです。
【まとめ】水道の止め方を知るだけで安心につながる
- 水道メーターの場所と種類を把握しておく
- メーターが自宅のものかをしっかり確認
- 無理せず、手順通りに止水・開栓
- 不安なときやトラブル時は、水道局や指定給水装置工事事業者に相談を!
今回は「水道の止め方」についてお伝えしました。
ちょっとした知識でも、緊急時に落ち着いて対処できるようになります。
ぜひ一度、自宅の水道メーターの場所と種類だけでも確認しておくことをおすすめします!
ジョンでした。ありがとうございました!
水回りを快適に!