こんにちは!
土日すいどう?のジョンです。
普段は水道屋として働いています。
このブログでは「水回りを快適に」をコンセプトに、情報をお届けしています。
今回は、「フレキ管の作り方」についてご紹介します。
「蛇口を交換したいけど、何でつなげばいい?」
「フレキ管って自作できるの?」
「既製品だと長すぎて見た目が悪い!」
そんな方に向けて、必要な道具や寸法の測り方、作り方のコツまで丁寧に解説します。
フレキ管を自作すれば、見た目もスッキリ、美しく仕上げることができます。
ぜひ最後まで見て実践してもらえると嬉しいです!
使用するもの


フレキ管を作るには、以下が必要です。
フレキチューブ(今回はφ16を使用)
袋ナット(今回は13(φ16用)を使用)
スケール・巻き尺(寸法を測る)
パイプカッター(切断用)
ハンマー(ツバ出し時に使用)
ツバ出し機(端部の加工)
モンキーレンチ(締め付け用)
立水栓締め付け工具(締め付け用・必要に応じてあると便利)
ペン(墨出し用)
照明(必要に応じて)
※使い方は後述の「作り方」で解説します。
寸法の測り方


接続したいところの距離(端面から端面)を測ります。
今回は手洗いなどによくある立水栓と止水栓を接続します。

寸法は31.3cm
この寸法に5山足してフレキチューブをカットします。
曲げる場合はフレキの曲げたい形に合わせてスケールを曲げて測ります。
フレキ管の作り方


フレキ管を床に押し当てて使う分以上をまっすぐに伸ばします。

「寸法+5山」の位置に印をつけます。

パイプカッターで切断します。


刃を一度に送りすぎず、回す時の抵抗が減ったら少しずつ送るのがコツです
中途半端に切れた場合は、無理に引っ張らず、 曲げて戻すを繰り返すと、金属疲労で綺麗に切れます。

切断面が変形していないか確認。
無理に引っ張ると変形してしまうので注意。

ツバ出し機に3山差し込みます。

ハンマーで叩いて片方だけツバを出します。

袋ナットを2個通します。
この時向きを間違えると作り直しになるので注意!!

反対側も同様に3山差し込みツバを出します。

両端のツバを確認し、乱れがあれば作り直します。

全体の寸法をチェック。

実際に取り付け位置にあわせて微調整し、パッキンを入れて袋ナットで固定します。
注意点

- 切断面は鋭利なので、ケガや周囲に注意しながら作業してください。
- パッキンの入れ忘れ・種類(ゴム、ノンアスなど)を必ず確認。
- フレキ管のサイズはφ16・φ16.8・φ20などがあり、それぞれに合った袋ナットを使用しましょう。
- 同じ箇所での曲げ直しは金属疲労の原因になります。
- 最小曲げ半径は外径の3倍以上(例:φ16=48㎜、φ20=60㎜)。
- 袋ナットから40㎜以上離して曲げるようにしましょう。
- フレキ管は埋設不可。
- 凍結や結露に弱いので、状況によって保温材の使用をおすすめします。
- 通水後は必ず漏水チェックを。
- 不安な場合は、無理せず専門業者へ依頼してください。
まとめ

今回は「フレキ管の作り方」についてお伝えしました。
ポイントをおさらいすると:
- 寸法+5山
- ツバ出しと袋ナット装着の順番に注意
- 曲げ位置を事前に把握して、現物合わせで微調整
- 注意点を守って、安全・確実に施工を!
フレキ管の作り方をマスターすれば、DIYの幅が広がり、仕上がりも見違えます。
ぜひ一度チャレンジしてみてください!
使用したもの一覧
フレキチューブ(今回はφ16を使用)
袋ナット(今回は13(φ16用)を使用)
スケール・巻き尺(寸法を測る)
パイプカッター(切断用)
ハンマー(ツバ出し時に使用)
ツバ出し機(端部の加工)
モンキーレンチ(締め付け用)
立水栓締め付け工具(締め付け用)
ペン(墨出し用)
照明(必要に応じて)
ジョンでした。
最後までありがとうございました。
水回りを快適に!